株式会社etikaは、このたびコーポレートサイトを全面的にリニューアルしました。

今回のリニューアルは、見た目を新しくするだけのプロジェクトではありません。これまでSTUDIOで制作・運用していたサイトを見直し、当社が誰に、どのような価値を、どのような方法で提供する会社なのかを整理したうえで、サイト全体をAI駆動で作り直しました。

新しいサイトでは、BtoB中小企業の売上アップを次の3要素で捉えています。

売上 = パイプライン量 × 受注率 × LTV

検索とAI検索から見込み客を増やすこと。獲得した見込み客を取りこぼさず受注につなげること。既存顧客との取引を深め、LTVを最大化すること。この考え方を、トップページ、サービスページ、専門記事、無料診断の導線まで一貫して反映しました。

自社のコンテクストを理解したAIとサイトを作り直しました

今回重視したのは、AIに単発の文章やコードを作らせることではありません。

当社の事業内容、これまでのキャリア、支援実績、顧客からいただいたフィードバック、BtoB中小企業が抱える営業・マーケティング課題、CRM導入後に起きやすい問題など、複数の情報をAIが参照できる状態にしました。そのうえで、各ページの役割、見出し、説明、サービス間の関係、問い合わせまでの導線を総合的に設計しています。

例えば、AI SEOだけを切り取って説明するのではなく、見込み客が増えた後に必要になる受注までのプロセス管理までつなげて説明しています。また、すでに営業DX、CRM、マーケティングオートメーションへ取り組んできた企業様には、有料初期コンサルティングでパイプライン量・受注率・LTVのどこに問題があるかを整理する導線を設けました。

AIが自社のコンテクストを理解しているからこそ、ページ単体ではなく、サイト全体として矛盾の少ない情報設計と改善が可能になりました。

構成からCloudflareへの公開まで、3日間で実現

従来のWebサイト制作では、要件整理、構成案、原稿、デザイン、コーディング、修正、公開を別々の工程として進めることが一般的です。それぞれに受け渡しが発生するため、内容の変更や判断に時間がかかる場合があります。

今回は、AIを活用しながら次の工程を連続的に進めました。

  1. 既存サイトと事業資料の棚卸し
  2. 売上アップを軸にしたサイト構成の再設計
  3. 各ページの見出し・本文・導線の作成
  4. デザインとWeb実装
  5. ページ間の表現・内部リンクの確認
  6. 型チェック、全ページのビルド、公開内容の検証
  7. Cloudflare環境へのデプロイ

経営者自身のフィードバックもその場で反映し、文章とデザインと実装を同時に更新できたことで、構想からCloudflare環境への公開までを3日間で進めることができました。

この進め方は、当社が提供するWebアプリ × AI開発支援にも通じています。AI駆動開発の価値は、単にコードを書く速度を上げることではなく、業務や事業の文脈を保ちながら、試作・確認・修正のサイクルを短くすることにあります。

Search Console・Google アナリティクス・CRMまで接続

新しいサイトは、公開して終わるパンフレットではありません。

裏側ではGoogle Search Console、Google アナリティクス、CRMをつなぎ、検索・AI検索からの発見、サイト内での行動、問い合わせ、見込み客への対応状況を確認できる構成にしています。

これにより、次のような問いにデータで向き合えるようになります。

  • どの検索テーマやコンテンツが見込み客との接点を生んだか
  • どのサービスページが問い合わせにつながったか
  • 獲得した見込み客が、その後どのように商談へ進んだか
  • コンテンツや導線のどこを改善すべきか
  • 集客施策が最終的な受注へ貢献したか

コンテンツマーケティングとCRMを分断せず、見込み客を獲得するところから、その後の動向を把握するところまでを一つの流れとして実装しています。

この考え方は、当社のAI SEO伴走支援でも重視しています。検索順位やアクセス数だけを見るのではなく、Google アナリティクス、サーチコンソール、CRMなどをつなぎ、BtoBの見込み客・引き合い・商談につながったかを確認します。

サイト自体を、継続的に改善する営業・マーケティング基盤へ

今回の公開は完成ではなく、継続改善のスタートです。

今後はSearch Console、Google アナリティクス、CRMに蓄積されるデータを確認しながら、専門記事、サービスページ、無料診断、問い合わせ導線を改善します。検索エンジンやAI検索での見え方も継続的に観測し、顧客から実際にいただいた質問や営業現場で得た知見を、一次情報としてサイトへ反映していきます。

自社の事業コンテクストを理解したAIと、実測データを蓄積する仕組みを組み合わせることで、Webサイトは一度作って終わる制作物から、見込み客と出会い、受注につなげるための営業・マーケティング基盤へ変わります。

当社では、このリニューアルで得た知見も活かし、BtoB中小企業のAI SEO伴走支援受注までのプロセス管理Webアプリ × AI開発をご支援してまいります。

新しいサイトを、ぜひご覧ください。

宮村佳祐

この記事の著者: 宮村 佳祐(株式会社etika 代表取締役)BtoBメディアとMAツール「リストファインダー」の立ち上げ・事業拡大を経て、ニッチな強みを持つBtoB中小企業の売れる仕組みづくりを支援。プロフィール詳細 →