
2026年9月25日(金)15:00〜16:00|オンライン開催・参加無料・事前登録制
セミナーに申し込む(無料)マーケティングチームを持つ多くの会社で、マーケ・営業のKPI管理はいまもスプレッドシートで行われています。毎週あるいは月次で、GA・Search Console・広告管理画面・CRM・MAを順番に開き、数字を拾ってシートに転記し、前週比を計算して上長に報告する。この作業は「数字を見に行く手間」だけの問題ではありません。
- 転記の手間で、見る頻度が落ちる: 週1回・月1回しか更新されず、気づいたときには手遅れ
- 打ち手との連動が分からない: 先週の記事公開・広告のクリエイティブ変更・メール配信が、どの数字をどう動かしたのかがシートからは読めない
- 管理していない指標の変化に気づけない: シートにある指標だけを追うため、その外側で起きた重要な変化(計測の壊れ・特定ページの急落)は誰も見ていない
- 視認性と認知負荷: セルの羅列は「状況の理解」に向かず、読み解きに頭を使って判断に頭が回らない
- 報告のための仕事: 数字を整えて説明する工程そのものが、担当者の時間を奪う
いま現実的になっているのは、GA4・Search Console・広告・CRM・SFA・MAといった各ツールとAPI接続した環境からWebダッシュボードを構築し、人の転記を待たずに数値が集まる状態を作ることです。さらに、施策の実行履歴を数値に重ねて「何によってどう変わったか」を見える化し、管理外の指標の異常はAIが検知して知らせ、指標の定義やダッシュボードの画面そのものもAIで柔軟に変えられます。
この勉強会では、当社の自社運用と支援先での実例(匿名)をもとに、スプレッドシートのKPI管理をWebダッシュボードに移行する設計と手順、向かない会社の条件まで60分でお話しします。
本セミナーで得られること
- 転記と報告の作業をなくす設計図: GA・Search Console・広告・CRM・MAをAPI接続してWebダッシュボードに集約する構成と、移行の順序(何から自動化するか)
- 「何が効いたか」を数字で言える方法: 施策の実行履歴を数値に重ねる方法と、マーケの数字を営業の商談まで1本でつなぐKPIの4層設計
- 見ていない指標の異常に気づける仕組み: 自社実測で「CV計測が2年間壊れていた」「ブログ288本のCTR異常」を見つけた実例から、AI異常検知の入れ方
- ダッシュボードを仮説検証の道具に変える運用: 指標の取り出し方も画面もAIで即日変更し、トライ&エラーを回す型
- 自社に向くかどうかの判断材料: 向かない会社の条件、権限・公開範囲・API更新頻度の注意点まで、正直な限界を含めて
- 実物ベースの画面イメージ: 支援先(匿名)の社内ポータル統合ダッシュボードと、当社自身のGA4・Search Console・Bing・CRM統合の画面
1. スプレッドシートKPI管理の現在地と、5つの問題
典型的な週次ルーティンを分解し、5つの問題を整理します。問題の本質は、スプレッドシートが「今の状態の写し」しか持てず、いつ・何を・なぜ変えたかの履歴と、その結果を一緒に持てないことにあります。買い手のAIシフトで施策の総量は増える一方、体制は手作業のまま、という構造もあわせてお話しします。
2. API接続でダッシュボードを作ると、何が変わるか
- 構成の全体像: データ源(GA4/Search Console/Bing/広告/CRM・SFA/MA)→APIで定期取得→取得データと施策履歴を一緒に持つ置き場→Webダッシュボード(自社ドメインのログイン限定・スマホ対応)
- Before / After: 人が巡回→CSV→シート統合→読み解き→報告で1周に数日、から、API自動取得→ダッシュボードに集約→人は「見て判断する」だけへ
- 実例:CRMのダッシュボードを、要件どおりのWebアプリとして社内ポータルに統合(福岡の不動産仲介会社A社)。 CRM標準のダッシュボードで可視化していた経営・店舗別・反響媒体・営業活動の数値を、自社の要件どおりの画面に作り直し、毎日開く社内ポータルに統合。自社ドメイン限定のログイン・認証付きAPI・スマホ対応。「要件どおりの画面をセキュアに公開する」が、AI実装で現実的な工数になりました
- 実例:自社のGA4・Search Console・Bing・Cloudflare API集約(当社実践)。 画面操作を禁止しAPI必須のルールで運用し、分析→キーワード棚卸し→ページ改修→検証まで1日で回る土台
3. 「何によってどう変わったか」が分かる:打ち手と数値の連動
シートが持てない「打ち手の履歴」を数値に重ねます。記事公開・広告クリエイティブ変更・メール配信・サイト改修を、実行日付きの施策ログとしてダッシュボード上に注記する方法。当社の自社実践では、施策がすべてPull Request番号で残り、折れ線に「この日、何をしたか」が乗ります。
KPIは①露出 ②流入分析 ③タイミングキャッチ ④対応プロセスの4層で設計し、層ごとに「打ち手→指標」の対応を決めておくと連動が読めます。流入経路のCRM自動引き継ぎ・有効/無効判定・商談化までを同じ画面に通し、マーケの数字と営業の数字を1本でつなぎます。
4. 管理していない指標の変化に、AIが気づく
シートに載せた指標だけを追う運用では、その外側で起きた重要な変化を誰も見ていません。当社の自社実測で見つかった実例をお話しします。
- CV計測が2年間壊れていた: キーイベント207件がすべて滞在時間の代替指標で、フォームからのCVはゼロ計測。シートの「CV数」は動いていたので誰も疑いませんでした
- ブログ288本のCTR1.3%異常: 検索結果に出ていた誤字まで発見し、タイトル・説明文を一括改善
AIが全指標・全ページ・全キャンペーンを毎回なめて、閾値超え・急変・計測の欠損を検知し、ダッシュボードとチャットに通知します。人は「知らせが来た所」だけ見る。ただし異常検知は「気づく」まで。原因の判断と対処の採否は人が行います。
5. AIで、指標の取り出し方もダッシュボードも柔軟に変える
従来、BIツールやシートの項目追加は「依頼→設計→反映」で数週間かかり、試したい仮説があっても画面が追いつきませんでした。いまは「この指標を足して」「地域別に割って」「この期間だけ広告費と重ねて」を自然言語で指示し、AIがAPIの取り出し方とダッシュボードの画面を変更します。試して、違えば戻す。要件が変わるたびに作り直せるから、ダッシュボードが「仮説検証の道具」になります。
トライ&エラーが回る条件は、データ源がAPIで取れること、置き場に履歴があること、変更を人がレビューして採否を決める会議体があること、の3つです。
6. 始め方・向かない会社・注意点
- 移行の順序: ①いまのシートの指標を棚卸しし4層に整理→②API接続できるデータ源から順に自動化(GA4・Search Console・CRMが最初)→③ダッシュボードを1画面作り週次会議で使い始める→④施策ログを乗せる→⑤異常検知と指標変更のAI化
- 3ヶ月の型: 要件定義→ダッシュボードのイメージ構築→作成→お客様に説明し使い始めていただく。ゴールは「当社がいなくても回る状態」
- 向かない会社: データの置き場(CRM等)が未整備/週次で見る会議体がない/施策の絶対量が少なく、見る数字が動かない
- 注意点: 公開範囲と権限、各ツールのAPI制限と更新頻度(「リアルタイム」の実態を正直に)、指標の定義を変えたときの過去との連続性
当日は、同じ環境を提供する当社サービス(AI Web-tan)の概要も最後に短くご紹介します。
プログラム(60分)
- スプレッドシートKPI管理の現在地と、5つの問題(7分)
- API接続でダッシュボードを作ると何が変わるか:Before/After・実例2つ(12分)
- 「何によってどう変わったか」が分かる:打ち手と数値の連動(10分)
- 管理していない指標の変化に、AIが気づく:自社実測の2例(8分)
- AIで、指標の取り出し方もダッシュボードも柔軟に変える(8分)
- 始め方・向かない会社・注意点(5分)
- 質疑応答(7分)
こんな方におすすめです
- BtoB中堅・中小企業の経営者・マーケティング責任者・営業企画責任者の方
- マーケ・営業のKPIをスプレッドシートで週次・月次管理しており、転記と報告に時間を取られている方
- GA・Search Console・広告・CRM・MAを使っているが、数字がツールごとに分断されている方
- 「先週の施策が効いたのか」を数字で説明できず、施策が場当たり的になっていると感じている方
- 経営会議・マーケ定例の資料作成を自動化したい方
なお、Web制作会社・広告代理店・マーケティング支援会社・BIツールベンダーなど同業の方のご参加はご遠慮いただいております。
開催概要
- 日時: 2026年9月25日(金)15:00〜16:00(受付14:50〜)
- 形式: オンライン(Zoho Meeting ウェビナー)
- 参加費: 無料(事前登録制)
- 定員: 少人数制
- 主催: 株式会社etika
- 登壇: 宮村 佳祐(株式会社etika 代表取締役)
お申し込み
下のフォームからお申し込みください。登録後、参加用URLがメールで届きます。
あわせて開催:9/18(金)お客様の情報が「自然と集まる」CRM
ダッシュボードに流すデータの「入口」を作る回として、前週9月18日(金)15:00〜16:00に、会議・電話・メールの対話コンテクストを人が入力せずにCRMに溜め、AIが現状・課題・ニーズ・温度感を顧客情報に反映する仕組みをお話しする無料オンラインセミナーを開催します(当社運営のCRMサポートセンターにて告知)。
9/18セミナーの詳細・お申し込みはこちら(CRMサポートセンター)
両方にご参加いただくと、「対話が自然と集まるCRM」と「集まったデータを自動で見える化するダッシュボード」を一続きの仕組みとしてご理解いただけます。
申し込みフォーム(Zoho)が別ウィンドウで開きます。うまく開かない場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
よくある質問
参加費はかかりますか。
無料です。事前登録制・少人数での開催となります。
どのツールを使っていれば参考になりますか。
GA4・Search Console・Google広告・Meta広告・Zoho CRM・HubSpotなど、APIで数値を取り出せるツールであれば同じ考え方が使えます。当日は当社の自社運用(GA4・Search Console・Bing・Cloudflare・Zoho CRM)と支援先の実例をもとにお話しします。
「リアルタイム」とありますが、本当に即時に反映されますか。
各ツールのAPIの更新頻度に依存します。たとえばGA4は当日分が確定しないなど、ツールごとに遅れがあります。当日は「人の転記を待たずに自動更新される」という意味での現実的な更新頻度を、ツール別に正直にお伝えします。
BIツールを既に使っていますが、違いはありますか。
BIツールやスプレッドシートは「今の状態」を表示するのが得意ですが、「いつ・何を・なぜ変えたか」という打ち手の履歴と結果を一緒に持つことが苦手です。当日はこの違いと、施策ログを数値に重ねる方法を中心にお話しします。
技術に詳しくないのですが、大丈夫ですか。
経営者・マーケティング責任者の方を想定しています。API接続の実装方法ではなく、どの指標をどう設計し、何から自動化し、会議でどう使うかという運用の設計をお伝えする内容です。
