マーケティングの外注とは、自社のマーケティング業務の一部または全部を、代行会社・業務委託の個人・支援会社など外部に任せることです。「マーケ担当がいない」「担当が1人で手が回らない」会社にとって、まず思い浮かぶ選択肢でしょう。いまはもう一つ、作業をAIエージェントに担わせ、判断と送信だけを社内の人に残す、という選び方もあります。
この記事では、外注・業務委託・代行・支援会社・AI化の違いを、公開されている料金の例と12か月の総額で比べます。そのうえで、当社(株式会社etika)が自社のマーケ業務をAIで回している実例から、「どこまで任せ、どこを人に残すか」の線引きをお伝えします。うまくいかなかった例も含めて書きます。
マーケティングの外注・業務委託・代行は何が違う?
マーケ業務の担い手を確保する方法は、大きく5つに分けられます。
| 方法 | 頼めること | 契約の形 | 社内に残るもの | 向く状況 |
|---|---|---|---|---|
| 採用(社員) | 施策の企画から実行、社内調整まで | 雇用 | 人と経験(退職すると抜ける) | 施策の量が継続してあり、社内の調整まで任せたい |
| 業務委託(フリーランス・副業マーケター) | 特定の作業や助言 | 個人との業務委託。時間単位が多い | 助言と成果物。知見は個人に残りやすい | 特定のスキルや壁打ち相手が欲しい |
| 代行会社(月額・時間制) | 広告運用・SEO・SNS・制作などの実行 | 月額定額、稼働時間の枠 | 納品物。運用の知見は外に残りやすい | 手が足りず、作業をまとめて出したい |
| 支援会社・コンサル(伴走・顧問・社外CMOなど) | 戦略・計画づくりと運用の伴走 | 月額の伴走、顧問契約 | 計画や方針。実行は社内に残ることが多い | 方向性を決める力を外から借りたい |
| AI化(+伴走) | 下書き・振り分け・連携・点検などの作業 | ツールの利用料と、仕組みづくりの支援 | 手順書・連携の仕組み・データが社内に残る | 判断する人は社内にいて、繰り返しの作業が重い |
どの方法も「作業の担い手を誰にするか」の違いです。「外注」「アウトソーシング」「代行」は、実務ではほぼ同じ意味で使われます。違いが出るのは、頼む相手が個人か会社か、作業の実行が中心か、方針づくりまで含むか、の部分です。共通する前提は、何を優先し、何を外に出すかを決める人が社内にいることです。ここが空いていると、どの方法でも成果が見えにくくなります。
なお、「マーケティング 業務委託」で検索すると、案件を探すフリーランスの方向けのページが多く並びます。この記事は、仕事を出す側(発注する会社)の話です。
マーケティング外注の費用はいくら?
まず前提として、マーケティング外注の費用について、公的な相場の統計は見当たりませんでした。ネット上の「相場」は、各社が自社の解説として書いているものが中心です。そこでこの記事では、相場とは書かず、各社が公式ページで公開している料金の例を形態別に示します。
| 形態 | 公開されている料金の例 | 料金の決まり方 |
|---|---|---|
| 月額定額のWebマーケティング代行 | 月15万円(月22時間)〜30万円(月45時間)、初期費用10万円 | 稼働時間の枠を月額で買う |
| BtoB向けのマーケティング支援会社 | 基本プラン月40万円、オプション月4万円〜 | 施策ごとの基本プラン+オプション |
| 副業マーケターのマッチング(業務委託) | 月10万〜20万円の予算での利用が多い。基本は時給換算 | スキル・業務内容・稼働時間で見積もり |
料金は、2026年10月9日に各社の公式ページを開いて確かめた値です。比較ランキングにしないため、社名は出していません。一部の会社は料金を公開していないため、ここに無い形態(大手の支援会社やコンサルなど)は、見積もりで確かめる必要があります。
月額定額の代行を時間で割ると、1時間あたり約6,700〜6,800円です。見積もりを比べるときは、月額そのものより「月何時間分か」「何が納品されるか」「誰が判断するか」「解約したあと社内に何が残るか」をそろえて見ると、違いが分かりやすくなります。
月額に含まれない費用も見ておく
見積もりの月額には、通常、次のものが含まれません。比べるときは、含まれるかどうかを必ず確かめてください。
- 広告を出す場合の広告費(媒体への支払い)
- 記事・画像・動画などの制作費が、月額の作業時間とは別かどうか
- 計測ツール、CRM、配信ツールなど、ツール自体の利用料
- 社内で判断・確認する人の工数。外注先とのやり取りにも、毎月時間がかかります
「月15万円で頼めた」としても、判断する人の時間と広告費を足すと、実際の負担は大きく変わります。
採用と比べるときの数字
採用は月額では見えにくい費用が乗ります。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)のWebマーケティング(ネット広告・販売促進)のページでは、令和7年賃金構造基本統計調査を加工した年収が全国で736.8万円、ハローワークの求人賃金(月額・令和7年度)が全国で27.3万円と示されています(2026年10月9日に確認)。ただし年収の数字は、この職業が属する「企画・調査事務員」等の職業分類の統計で、Webマーケティング職だけの数字ではない、とページ上で注記されています。
人材紹介を使う場合は紹介料もかかります。大手の人材紹介会社が公開している解説では、紹介料は理論年収×料率で計算され、試算例では料率35%(理論年収500万円なら175万円)が使われています。採用から戦力になるまでの期間も、費用の一部として見ておく必要があります。
SEOやAI検索対策といった1つの施策の外注費は、AIO対策・LLMO対策の費用相場で別にまとめています。
12か月の総額で比べるといくらになる?
月額だけでは、初期費用や契約期間の違いが見えません。上の料金の例を、12か月続けた場合の概算にそろえると次のようになります。
| 形態 | 12か月の概算 | 算出の前提 | 契約後に社内に残るもの |
|---|---|---|---|
| 副業マーケター(業務委託) | 120万〜240万円 | 月10万〜20万円×12 | 助言と成果物。知見は個人に残りやすい |
| 月額定額の代行会社 | 190万〜370万円 | 初期10万円+月15万〜30万円×12 | 納品物。運用の知見は外に残りやすい |
| BtoB向けの支援会社(基本プラン) | 約480万円〜 | 月40万円×12。オプションは別 | 計画や方針 |
| 採用(社員) | 675万円〜 | 理論年収500万円+紹介料35%(175万円)の試算例(試算を分かりやすくするため、上の統計の年収736.8万円とは別に500万円とした)。社会保険料や採用までの期間は含まない | 人と経験 |
| マーケ担当AIエージェント(当社) | 138万円(税抜) | 初期30万円×3ヶ月+運用10万円×3ヶ月+保守3万円×6ヶ月。AI利用料は別 | 手順・連携の仕組み・施策と数値の履歴 |
この表は、当社を最安に見せるためのものではありません。副業マーケターへの業務委託のほうが、金額だけなら安く収まる場合があります。範囲も違います。当社のマーケ担当AIエージェントは、作業の一部をAIに置き換える仕組みづくりと伴走であり、広告費・制作費・判断する人の工数は含みません。同じ作業量で比べた表ではないので、金額の大小ではなく「何を任せたときの金額か」と「契約後に残るもの」の列を見てください。当社の料金は要件によって上振れすることがあり、見積もりで確定します。
マーケティングを業務委託するときの費用と、契約前に決めること
業務委託は、個人のマーケターと契約して、作業や助言を受ける形です。副業やフリーランスの人材を紹介するサービスが増え、月数万円から試せる手軽さがあります。費用は前の表のとおり、月10万〜20万円の利用が多く、12か月で120万〜240万円が目安です。
一方で、手軽さのぶん、契約前に決めておかないと後から困る点があります。
- 成果の定義:何ができたら完了か。レポートの提出なのか、広告の立ち上げなのか、問い合わせの件数なのか
- 稼働時間と連絡の頻度:基本が時給換算なら、月に何時間、どの曜日に連絡が取れるか
- 成果物の権利の帰属:作ってもらった記事・画像・設定の権利が、どちらに残るか
- 秘密保持:お客様の情報や社内の数字を見せる範囲と、アカウントの権限
- 引き継ぎ:契約が終わるとき、手順や設定を誰が受け取るか
- 判断者を社内に1人置く:個人は、会社の優先順位を代わりに決められません
時間単位の契約では、「月10万円」が何時間分なのかで、実質の単価が変わります。たとえば同じ月10万円でも、10時間と20時間では1時間あたりの金額が倍違います。また、個人は急な繁忙や本業の都合で稼働が落ちることがあります。連絡が取れない期間の扱いと、代わりの人を立てられるかどうかも、先に話しておくと安心です。
業務委託が向くのは、スキルの足りない部分を短期間だけ補いたい場合や、壁打ちの相手が欲しい場合です。反対に、毎月の運用を長く任せたい場合は、引き継ぎと再現性の面で、代行会社や仕組み化(AI化)のほうが合うことがあります。
なお、この節は仕事を出す側の話です。案件を探す個人の方向けの情報ではありません。
マーケティング会社は怪しいと言われるのはなぜ?
「マーケティング会社は怪しい」という声を見かけます。当社が相談で見てきた範囲では、成果の定義と依頼の範囲が曖昧なまま契約が始まり、期待と納品物がずれる構造から来ている場合が多いです。
ずれやすい場面は、次のようなものです。
- 「集客を増やします」とだけ書かれ、何件を成果とするか決まっていない
- 月額に含まれる作業が、月何時間分かを聞かないまま契約した
- レポートは届くが、数字を見て誰が何を決めるのかが決まっていない
- 解約したあとに、アカウントや設定が自社に残らない
会社そのものの良し悪しより、契約前に成果の物差しと判断の持ち主を決めておくことが先です。これは外注先を替えても、AI化しても同じです。
契約前に次の3つを文章で残しておくと、ずれを早く見つけられます。1つ目は、3か月後に何を見て「うまくいっている」と判断するか。2つ目は、月ごとに受け取る成果物の一覧。3つ目は、数字が想定を下回ったときに、誰が・いつまでに・何を決めるかです。相手が答えに詰まる質問があれば、それ自体が契約前に確かめるべき点です。
マーケティング支援会社は、何を見て選べばいい?
支援会社は、戦略や計画づくり、運用の伴走を担う形です。社名を並べた「おすすめN選」は、載せる基準も料金の公開状況も会社ごとに違うため、この記事では作りません。どの会社にも当てはめられる確認項目は、提案書で終わらず実行まで伴走するか、指示された作業だけでなく優先順位の相談に乗るか、月何時間分か、誰が判断するか、契約後に何が残るか、の5つです。
質問の言い方や、見積もりで確かめる項目、BtoB中小企業が失敗しやすい契約の形は、マーケティング支援会社の選び方にまとめています。AI検索対策に絞った依頼先の選び方は、LLMO・AI SEO対策の依頼先の選び方をご覧ください。
外注・業務委託・代行が向く会社、向かない会社
外注が向くのは、次のような場合です。
- 作業量が一時的に増えている(新サービスの立ち上げ、展示会の前など)
- 広告の立ち上げのように、専門のスキルを短い期間だけ借りたい
- 社内に、何を優先するかを決める人がいる
向かないのは、判断する人も社内にいないまま、丸ごと任せる場合です。外注先は、決められた範囲の作業はこなせても、何を成果とするかまでは決められません。
もう一つ向かないのは、3か月未満の短い期間で成果を求める場合です。広告やSEO、メール配信は、設定と改善を重ねて数字が動き始めるまでに時間がかかります。短期で結果が出なかったときに、外注先の問題なのか、期間が足りなかったのかを切り分けにくくなります。
担当はいるのに施策が回らない、という状態なら、外注の前に運用のしくみを見直すほうが早いこともあります。その場合はマーケ担当はいるのに、やりたい施策が回らないをご覧ください。
AI化でマーケ業務はどこまで置き換えられる?
当社の運用で見えてきた線引きの軸は2つです。
- 判断のルールを言葉にできるか
- 誤っても取り消せるか(外に出る前か)
この2つを満たす作業はAIに任せやすく、どちらかが欠ける作業は人に残しています。
| 置き換えやすい作業(AI) | 置き換えにくい判断(人) |
|---|---|
| メルマガ・お礼メールの下書き | 送るか送らないか、送信そのもの |
| 人が決めた判定順での見込み客の振り分け | 判定の基準と順番を決めること |
| 広告リードのCRM登録・ウェビナー登録の連携 | 広告の配信や予算の判断 |
| 記事の下書き・点検、挿絵や資料の組版 | 公開の承認、事実確認と匿名化の最終判断 |
| 配信や記事の数字の取得と並べ替え | 戦略と優先順位、新しい判断基準づくり |
では、マーケ担当はいらなくなるのか。当社の答えは、なくなっていないし、なくしていない、です。AIに任せる作業が増えるほど、確認と判断の量はむしろ目立つようになりました。担当の時間が、作業から判断へ移るというのが実感です。
当社が自社で回している業務の例
本来なら外注を考えたであろう業務を、当社はAIで回しています。数字はすべて当社自身のものです。
| 業務 | 外注なら頼む先 | AIの役割 | 人が持つ判断 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|---|
| メルマガ | 配信代行 | 本文・件名案・下書きの作成 | 宛先の確定と送信 | メルマガ作成をAIに任せる範囲 |
| 広告リードの処理 | 広告運用代行 | 15分ごとにCRMとウェビナー登録へ連携 | 広告の配信と、誰に届いているかの評価 | リード獲得広告のリードを取りこぼさない |
| 展示会のお礼 | 営業代行 | 名刺と会話の要約からお礼メールを下書き | 送る・送らない、電話に回すか | 展示会のお礼メールを翌朝までに下書きする |
| 見込み客のランク分け | MA運用代行 | 判定順をS/A/B/Cに当てはめ、理由を1行ずつ出す | 判定順の決定と書き戻しの承認 | リードスコアリングを点数でなくS/A/B/Cの4段階で |
| 記事の制作と点検 | 記事代行・SEO会社 | 下書き・点検・公開後の検査 | 承認と公開 | AIで量産した記事がインデックスされない |
全体の線引きは、マーケティングにAIエージェントを導入するに、施策別の表と導入の手順をまとめています。
うまくいったこと
- 展示会のお礼:10月の展示会の初日に交換した名刺31枚から、翌朝には20件のお礼メールが担当者のGmailに下書きとして入り、電話に回す14件の一覧ができました。11件は人が「今回は送らない」と判断しています。送信は担当者が自分で行います
- 確認作業:改修案と記事案を1日で34項目並べ、担当者1人が52件の判断を返して作業を進めました
- 営業前の下調べ:見込み客の約2,200ドメインを調べ、CRM・MAの痕跡を確度「高」で399、「中」で61ドメインに確認しました。自動ではCRMに書き込まず、人が承認した行だけを書き戻しています
どれも、作業はAIが進め、最後の判断は人が持つ形です。外注に出していれば月額の枠に収まったかもしれない作業を、判断の速さを保ったまま社内で回せている、というのが当社の実感です。
うまくいかなかったこと
- メルマガの誤配信:2026年8月、APIで指定した宛先の絞り込みが効かず、別々の読者向けの2通が、同じ約2,100件の全員に同じ日に届きました。これを機に、送信は人が配信画面で宛先の件数を確かめてから行うと決めました
- 広告リードの取りこぼし:広告の配信が予定より1週間早く始まり、手動前提だった取り込みが約1週間止まりました。新規の2件には、案内が届くまで最長5日かかりました。15分ごとの自動連携に変えたあとも、誰に届いているかの評価は、人の仕事として残っています
- 記事のインデックス:AIで下書きと点検を回して公開した47本が、翌朝(2026年10月8日時点)の点検で1本もGoogleに認識されていませんでした。記事単体の点検は重ねていましたが、サイトマップの登録などサイト側の点検が抜けていました
AIで回すと、速さと同時に、間違いも速く広がります。どこで人が止めるかを先に決めておくことが、AI化の前提です。
外注からAI化へ切り替える進め方
全部を一度に切り替える必要はありません。当社の経験から、次の順をおすすめします。
- 業務を棚卸しし、「判断」と「作業」に分ける:月ごとの業務を書き出し、決めること(優先順位・予算・送信・公開)と、手を動かすこと(下書き・集計・登録・点検)に分けます
- 外に出ない作業から任せる:最初は、過去の配信や記事の数字を集めて並べるなど、誤っても外に影響しない作業から。次に下書き、その次に連携の順で広げます
- 人が承認する場所を決める:送信・公開・お客様の情報の扱いは人が決める、と先に線を引きます
- 計測を整えてから効果を見る:問い合わせやキーイベントが正しく数えられていないと、AI化の効果も外注の効果も比べられません(GA4のキーイベントは正しく数えられているか)
- 伴走を受けながら、社内で回せる形にする:手順書と連携の仕組みを社内に残し、外部の支援は立ち上げと改善に絞ります。いわゆる内製化は、この形で段階的に進めるのが現実的です
外注を全部やめる必要もありません。単発の専門作業は外注、繰り返しの作業はAI、判断は社内、という組み合わせが現実的です。AIでマーケ運用を回す仕組みの全体像はAIマーケティングハーネスとはに、BtoBマーケでのAI活用の段階はBtoBマーケティングのAI活用の全体像にまとめています。
チェックリスト:外注・業務委託・AI化を決める前に確かめる9項目
- 何を優先し、何を外に出すかを判断する人が、社内に1人いるか
- 任せたい作業は、月に何時間分あるか
- その作業は繰り返しか、単発か
- 契約を終えたあと、社内に何を残したいか(手順・データ・仕組み)
- 問い合わせや成果の計測は正しく動いているか
- 送信・公開を人が承認する場所は決まっているか
- 扱うデータに個人情報が含まれるか。含まれるなら、置き場所と扱いを決めたか
- 見積もりは「月何時間分か」「何が納品されるか」を書いてもらったか
- 成果の定義を、契約前に文章で決めたか
まとめ
マーケティングの外注・業務委託・代行と、AI化は、どれも「作業の担い手を誰にするか」の選択です。費用は形態ごとに幅が大きく、公的な相場もありません。月額だけでなく、12か月の総額、時間、納品物、判断の持ち主、契約後に残るもので比べてください。
AIに置き換えやすいのは、ルールを言葉にでき、誤っても取り消せる繰り返しの作業です。送る・公開する・優先順位を決めるといった判断は、当社では人が持っています。当社も、AIで回す中で誤配信や取りこぼしを経験し、そのたびに人が止める場所を足してきました。
いま外注している業務、または外注を考えている業務のうち、どこまでをAIに持たせられるかを一緒に仕分けたい場合は、マーケ担当AIエージェントのページからご相談ください。当社が自社で回している仕組みの実物をお見せしながらご説明します。
よくある質問
マーケティングの外注の相場はどのくらいですか?
公的な相場の統計は見当たらず、依頼の範囲で大きく変わります。各社が公開している料金の例では、月額定額の代行で月15万〜30万円(月22〜45時間・初期費用10万円)、BtoB向けの支援会社の基本プランで月40万円、副業マーケターの業務委託で月10万〜20万円の利用が多いとされています(2026年10月9日に各社の公式ページで確認)。月額だけでなく、月何時間分の作業か、何が納品されるか、契約後に何が社内に残るかで比べてください。
マーケティングの外注・業務委託・代行の違いは何ですか?
業務委託は、個人のマーケターと契約して作業や助言を受ける形です。代行は、会社に業務の実行をまとめて任せる形で、支援会社やコンサルは戦略や運用の伴走が中心です。どれも作業の担い手を外に置く点は同じで、判断する人が社内にいるかどうかで成果の出方が変わります。
マーケティングを業務委託すると、費用はいくらですか?契約前に何を決めますか?
副業マーケターへの業務委託は、月10万〜20万円の予算での利用が多く、基本は時給換算とされています(2026年10月9日確認)。契約前には、成果の定義、月の稼働時間、成果物の権利の帰属、秘密保持、そして発注側で判断する人を決めてください。12か月では120万〜240万円が目安になります。
マーケティング支援会社は、何を基準に選べばいいですか?
見積もりの月額より、月何時間分の作業か、何が納品されるか、誰が判断するか、契約後に社内に何が残るか、の4点をそろえて比べてください。提案書を出して終わる「提案止まり」、指示された作業だけを行う「作業止まり」を、契約前の質問で見分けることも大切です。詳しくは別記事にまとめています。
マーケティング会社は怪しいと言われるのはなぜですか?
当社が相談で見てきた範囲では、成果の定義と依頼の範囲が曖昧なまま契約が始まり、期待と納品物がずれる構造から来ている場合が多いです。会社そのものの良し悪しより、契約前に成果の物差しと判断の持ち主を決めていないことが原因になりやすいです。
AIエージェントを入れるとマーケティング担当はいらなくなりますか?
当社の運用では、いらなくなってはいません。下書き・振り分け・連携・点検といった作業はAIが担い、何を送るか・公開するか・どこに予算を使うかの判断は人が持っています。担当の時間が作業から判断へ移る、と考えるのが実態に近いです。
マーケティング担当がいない会社は、外注とAI化のどちらから始めるべきですか?
先に、承認と判断をする人を社内で1人決めてください。そのうえで、広告の立ち上げのような単発の専門作業は外注、毎週・毎月の繰り返し作業はAI化、と分けると無駄が出にくくなります。どちらも、判断する人がいないまま丸ごと任せると、成果が見えにくくなります。

